3月27日、政務調査会内閣第一部会の「成人式等に関するワーキンググループ」が開かれ、成人式を経験した学生を代表して、東京都連学生部の市田直輝委員長と神奈川県連学生部の溝口然部長が意見を述べました。
冒頭、船田元座長(衆議院議員)が「我が党には学生部があり、若者の当事者として意見を聞けるのを楽しみにしている」と挨拶。佐々木紀青年局長も「学生が党の政策決定過程に参加するのは大変有意義なことで、自民党学生部ならではだ」と強調しました。
成人式については、成年年齢が18歳に引き下げられる中で、現状の20歳での実施か、18歳に引き下げるのか、地方自治体に委ねるのか、国が指針を示すのか、等の観点から議論が行われています。
市田さんは「高校3年での成人式は入試や卒入学式に加えて行うことになり、家計への負担が重くなる。20歳での成人式は親元を離れて生活している自分のような者にとって、地元で同級生に会える貴重な機会となっている」と述べました。
溝口さんは「特に女子は1年前から準備をしていたりするので、高3の冬に行うのは大変だと思う。20歳の成人式は地元に成長した姿を見せられる意義ある機会になる」と述べました。
出席した国会議員からは「貴重な意見だ」、「成年年齢が18歳なのだからいずれ成人式も18歳にすべきだ」、「20歳での成人式を継続していくには意義付けが重要になる」など、二人の意見に対する感想や指摘が相次ぎ、白熱した議論が行われました。