青年局海外研修後半の24日、一行は国家元首であるフック国家主席を表敬。
まず、親交の深かった安倍元総理への弔意が示され、「来年外交樹立50年を迎える日越関係を青年世代の絆でさらに発展を」と激励をいただきました。
鈴木憲和団長も来月の国葬儀への出席を個人的希望として要請した上で、「全国の青年局・学生部メンバーと協力し、各層・各分野で中心的な役割を果たしていきたい」と力強く語りました。
また、ベトナム大手企業のFPT社(IT企業)・LOD社(送出し機関)を視察し、経営トップとの意見交換を行いました。
LOD社では日本で働くことを目指し、ひたむきに勉強する学生とも交流。国内の産業との結び付きについて見識を深めたほか、技能実習生の労働環境などについても議論しました。
ベトナム滞在の最終日となる25日は東北部のクアンニン省へ。
省幹部との意見交換をはじめ、JICA担当者から急速な産業発展と観光開発の影響を受けるハロン湾(世界自然遺産)での琵琶湖モデルと呼ばれる水質改善事業等について説明をいただきました。また、ティエンクン洞窟の視察も行いました。
解団式では、佐藤啓団長が「今回の学びを各団員が全国に持ち帰り、ベトナムとの友好の絆を発展させていこう」と呼びかけ、3泊5日の研修会を締めくくりました。
今回の研修会でトップ4のフック国家主席、フエ国会議長の2名を表敬することができたのは大変光栄なことで、同国の青年世代の交流に期待してくださっていることの証しと受け止めています。
また、各要人からは青年局長の先輩である安倍元総理への弔意が示され、安倍元総理が築いてきた両国の固い友好関係を、我々、青年世代でより一層発展させていくという強い決意でこれからも活動してまいります。
訪問にあたりご尽力をいただいた、ベトナム政府、駐日ベトナム大使館、在ベトナム日本大使館、外務省南東アジア第一課をはじめとした皆様、誠にありがとうございました。