【青年局幹部役員訪台】
青年局では4月29日から5月3日にかけて、鈴木貴子青年局長を団長に、藤井一博青年局長代理、金子俊平青年局国際部長、山本左近同副部長、友納理緒同副部長と、昨年に引き続き日本JC日台友好の会から麻生将豊会長らが台湾を訪問しました。
台北到着後、李登輝元総統のお墓をお参りさせて頂きました。
「台湾民主化の父」として知られ、大の親日家として数々のエピソードを残されています。 ご足跡への敬意と感謝の念とともに哀悼の誠を捧げました。
また、韓国瑜(かん・こくゆ)立法院長ら立法委員の皆さんと内政から外交まで幅広く意見交換を行いました。
日本からは能登半島地震への温かな、そして迅速な支援に感謝を伝えました。
台湾からは立法院における台日友好の取組み等について説明がありました。韓院長の呼びかけで主要政党の議員にご出席を頂き、日台連携が一層重要性を増していく、との認識を共有することができました。
続いて、蔡英文総統、次期総統である頼清徳副総統、次期副総統の蕭美琴前駐米大使らと面会しました。
蔡英文総統は「今日の良好な台日関係は青年局による長年の定期的な交流の伝統のもとに築かれている」とした上で、頼清徳次期政権のもとでも日台関係がより一層重要になるとの見通しが示されました。
鈴木貴子局長からは蔡総統の2期8年のご尽力に感謝を申し上げました。能登半島地震など災害時の温かく迅速な支援に対する謝意もお伝えました。 また、花蓮県沖地震のお見舞いを申し上げ青年局として募った全国47都道府県連ならびに国会議員からの義援金を手交しました。
蔡英文総統から「世界から多くの支援をいただいているが、中でも義援金の約6割が日本からであり、大変感謝している」との言葉を頂き、"善の循環"の表れを示すことができました。
頼清徳次期総統・蕭美琴次期副総統との面会では、頼次期総統から「5月20日の就任後、台日関係の発展、連携強化、地域の平和と安定に力を発揮する覚悟だ」との力強い決意が語られました。 鈴木貴子青年局長も「日台の希望ある未来を担う責任世代の青年局として全力を尽くしていく」と応じました。
台湾には政権を担う民進党のほか、主要政党として国民党や民衆党があります。
1月の立法委員(国会議員)選挙では、第一党を国民党が、キャスティングボードを民衆党が握る結果となりました。
今回の訪問では主要政党全ての主席らと意見交換をさせていただきました。
国民党・朱立倫主席は、立法委員選挙の勝因を「若い世代の候補者を思い切って擁立した」と説明。同時に「自民党の人材育成や青年局の『党内野党』の立ち位置を参考にしている」と仰っていただき、鈴木貴子青年局長からは女性候補者への支援制度等について説明いたしました。
他方、民衆党・柯文哲主席との面会でも「新しい世代の視点を重視し、30代未満の者が主要な党運営に参画している」等、支持拡大の理由をご説明いただきました。 これからの未来を担う若い世代の声を吸い上げる取り組みにおいても、今後とも協働できるのではないか、と意見交換でも盛り上がりました。